チェンマイから直輸入した上品なタイの焼き物・セラドン焼きのお皿

こんにちは、アジアン食器専門店サラヤシキの藤井です!今日はタイ食器の中でもひときわ上品なセラドン焼きをご紹介します。
セラドン焼きはタイ北部チェンマイで作られている『タイ三大陶器』のひとつで、当店の取り扱い商品もすべてチェンマイの工房で手作りされたものを直輸入しています。
一番の特徴は、表面に走る細かな貫入(ひび割れ模様)。これは焼成後の急な温度変化によって釉薬にひびが走ったものですが、非常に微細なもので表面の手触りはとてもツルツルしています。草木から抽出した天然の釉薬を使用し、製造過程できた貫入を趣深く愉しむ。まさに大人の焼き物!
写真は当店でも随一の上品な器『ブルーセラドン浅鉢』です。

タイのお土産としても人気の高いセラドン焼きのボウル
タイ北部チェンマイで作られる焼き物セラドン焼きの茶碗

こちらは底にゾウのワンポイントがある『エレファントボウル(茶碗)』です。主張しすぎず、さりげない遊び心が素敵ですよね。
セラドン焼きは基本的に単色のものが多く、あまり沢山の色を使うことがありません。例えば当店でも人気のベトナム食器『バッチャン焼き』は、色とりどりの手描きペイントが可愛い焼き物ですが、それとは対照的な印象です。色の代わりにこのような「彫り」模様を付けることが多く、独特の質感を生かしたシンプルで上品な仕上がりになっています。

ちなみにセラドン焼きを使い始める前には「目止め」がオススメ!手触りはツルツルですが、表面に細かなヒビがあることは事実。汚れや油がここに入り込み、長く使ううちに少しずつ変色していくこともあります。キレイな状態で長く使って頂くため、予めこの溝を塞いでしまい汚れを吸着しにくくする、簡単な「目止めの手順」を掲載していますので、そちらも参考にしてください。

2023年に訪れたチェンマイのセラドン焼きの工房

この写真はチェンマイの工房にお邪魔したときに撮影したもの。実はこれでもほんの一部!広大な敷地の中に無数の陶器製品が並び、焼き物好きの私にとってワクワクが止まらないテーマパークのようでした♪チェンマイはご飯も美味しいので個人的にとても好きな場所です。
今年2024年も一度は訪れる予定なので、また素敵なセラドン焼きの器を探してきます!

食品衛生法の検査を受けた安全なバッチャン焼き・セラドン焼きを販売するサラヤシキ
シンプルだからこそ美しい。セラドン焼きの魅力