645年に起こった大化の改新は、この談山神社から始まった!

こんにちは、アジアン食器専門店サラヤシキの藤井です!
唐突ですが、先日奈良県桜井市にある談山神社へ行ってきたのでご紹介します。
大自然に囲まれたロケーションが趣深く、広い敷地を歩き回るだけでも心のデトックスに丁度良いパワースポットです。
そしてここ談山神社は、かの有名な大化の改新を企てた中大兄皇子 (後の天智天皇)と中臣鎌子(後の藤原鎌足)が談合を交わした場所という由緒ある神社だそうです。歴史の教科書でもトップクラスに有名な大化の改新(645年)がここから始まったとは、何とも感慨深いものがあります。

桜井市の観光名所、談山神社の参道

駐車場から談山神社へ向かう道すがら、どこか懐かしいような雰囲気の良いお土産屋さんが軒を連ねていました。美味しそうな佃煮や草餅などがずらりと並び、つい足を止めて見てしまいます。お店の方が次々と試食を勧めてくるので、うっかりここで散財しすぎないよう注意が必要です。

大化の改新の談合がなされた由緒ある神社、桜井市の談山神社の入口

入山料は大人ひとり600円です。(2023年6月時点)さぁ、いざ本堂へ!…と思ったら、イキナリなかなかの階段が立ちはだかっています。まずは深呼吸して、一段一段ゆっくりと確実に登りましょう。やっぱり普段からウォーキングくらいはするべきだと改めて反省しました。

敷地内には複数の拝殿があり、そのほとんどが重要文化財です。そのうちのひとつ末社・総社拝殿と呼ばれるこちらの建物には、どなかた存じませんがすごく有難い感じのお方が立っておられました。(適当ですみません)
私が個人的に興味を持ったのは、そこにあった厄除割というもの。その名の通り、「厄」と書かれた板をキットカットのようにパキッと真っ二つに割り、厄を祓うというもの。これは凄くわかりやすい!

世界唯一とも言われる談山神社の十三重塔は、貴重な重要文化財

そしてコチラ、藤原鎌足公の息子である定慧(定恵)和尚が、父の供養のために建立したと言われる十三重塔!
よく目にするのは五重塔ですが、これはその倍以上!現存する木造十三重塔は世界唯一の建造物という激レアっぷりです。

談山神社の参道入口

何やら鳥居の奥に階段が見えますが、これこそ「談山」の山道入口です。立札には「290m(徒歩10分)」と書いてあったので軽い気持ちで入って行くとすぐに、これはもはや立派な登山であることに気が付きます。一応は木で階段が設置されているとは言え、運動不足の中年の脚はガクガク、汗はダラダラ…。10分という響きに決して油断してはいけません。

中大兄皇子と中臣鎌子が蘇我入鹿を討つために談合を交わした場所

息を切らして山を登ると、柵で囲われた広場のような場所に辿り着きます。過酷な道のりを歩いてきた身としては、最初は「…あれ?これだけ?」と正直拍子抜けしてしまいました。が、しかし!説明書きをきちんと読んでみると、なんとこの場所こそがかつて中大兄皇子と中臣鎌子が蘇我入鹿を討つためのひそひそ話をした場所とのこと!まさに歴史の分岐点とも言えるロマン溢れる体験に、ガクガクの脚もしばし疲れを忘れてしまいました。

奈良県桜井市にある談山神社の厄除け

さて談山神社には、もうひとつ面白い厄除けの儀式があります。
こちらの「厄」と書かれた素焼きの厄玉を社務所で購入(300円)し、厄割り石という大きな石の上に落として割るというもの。これも先にご紹介したキットカット厄割のように、とにかくわかりやすいのが良いですね。目で見てわかる「厄」を自分で割るというのがとてもすっきりした気持ちになります。

ここで談山神社のおすすめポイントをまとめると、何といっても歴史の分岐点『大化の改新』が企てられた場所を訪れることで、ロマンに浸ることができること。そして、大自然に囲まれた美しいロケーションの中、ゆったりと散策できること。そしてそして、自ら厄を破壊することができる体験型の厄除け。
細かく挙げればまだまだ見どころはありますが、これから談山神社をお参りする方には私の個人的感想としてご参考頂けると幸いです。

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大化の改新はここから始まった!談山神社の見どころ
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