今回の出張で絶対に行ってみたかった場所のひとつ。しかし、軽い気持ちで行ってみるとバンコク市内からバスで片道3時間半!到着した頃にはヘロヘロになっていました…。本当はそんなにかからないはずですが、とにかく私の下調べが甘かったのが原因です。備忘録としてここに詳しい行き方を書いておきたかったのですが、残念ながら自分でもどうやって辿り着いたのかさっぱりわかりません。次に行くときは必ずメモします!
下調べの甘さは反省すべきところですが、とにもかくにも辿り着いた!ということで早速村の入口に立ってみると、遊び心溢れる可愛いらしい壁画が出迎えてくれました。ただ周辺は静まり返っていて、観光客はおろか人の影もまるでありません。少し不安に駆られつつ、恐る恐る村の中へ足を進めてみました。
村の中はとても静かで、緑が多く、そしてなんだかオシャレ!陶器の村らしく、至るとことに陶器製の装飾が散りばめられています。メインの門には民衆から絶大な人気を誇った前国王のラーマ9世(プーミポン・アドゥンヤデート)の肖像画が描かれていました。とてものどかで時間がゆっくり流れているような場所です。
とある工房にお邪魔すると、早速キラキラのベンジャロン焼きに出会いました!う、うつくしい…
金色の部分は正真正銘のゴールドを使用しているので、その分お値段も高額。さすが王室御用達です。こちらの茶器セットが個人的にドストライクで胸を貫かれたのですが、予算の都合で今回は見送ることに(泣)次は絶対に買って帰ります!
こちらが今回購入した中のイチオシ、孔雀のお皿!!とんでもない美しさです!!さきほども書いた通り、ほとんどのベンジャロン焼きの食器にはゴールドが使用されているので、電子レンジや食洗器は使用できません。そもそもベンジャロン焼きは普段使いの食器というより美術工芸に近く、趣味性の高いもの。だからこそ慎重に取り扱う必要があり、飾っておくだけでも存在感のある「見て愉しむお皿」なのかもしれません。
セラドン焼き、ブルー&ホワイトとともにタイの三大陶器と言われるベンジャロン焼きは、古くからタイの王室に納められていたこともあり、まさに豪華絢爛な焼き物です。ベンジャロンとは、サンスクリット語で「五色」を表すと言われ、つまり「色とりどりの」という意味で、その名が示す通り色鮮やかで繊細なペイントが施された食器類は、まさに王級の気品を漂わせる高級品!一家に一枚、ここぞという場面で使う伝家の宝刀としてオススメです。