寒い日の味方『電熱コイル』

こんにちは、アジアン食器専門店サラヤシキの藤井です!
懐かしい画像を見つけてしまいました。
ひと昔前のコルカタでは、ホットシャワーのある家はまだ珍しく、寒い季節のお風呂と言えばコレが主流でした。
現地の人々が「コイル」と呼ぶこの巨大な電熱棒でバケツ1杯分の熱湯を作り、それをちびちびと水で薄めながら身体や髪を洗うというもの。
ひと口にインドといっても広いので、地域によっては年中水シャワーのところもあると思いますが、コルカタの冬はそこそこ寒い。ピーク時では日本の秋くらいの寒さにはなります。
ということで、いつか役に立つかもしれない電熱コイルの使い方を書き留めておきます。

①バケツに水を張ります。水が少なすぎると危険ですので、電熱部分のほとんどすべてが水に浸かるよう調整してください。
②そこらへんの棒をバケツの上に置きます。
③電熱コイルにある引っ掛け口を②の棒に引っ掛けます。この時、バケツの側面にコイルが触れないよう注意してください。
④電熱コイルの電源を入れます。ほとんどの機種は本体にスイッチが無く、コンセントを繋いだ瞬間に電源が入ります。
⑤10分~20分待ちます。※水の量やコイルの大きさによって異なります。また、湯加減をチェックする際は絶対に電源を切ってください。
⑥お湯の完成。バケツ一杯分のお湯で全身を洗うため、温度は熱めがお勧め。うまく配分しながらお風呂に入ってください。

写真からもわかるように、これは非常にデンジャラスかつハイリスクな入浴方法です。
水の量を間違えたり棒きれがポンコツだったりすると、たちまち煙が上がったり漏電して家の電源が吹き飛んだりします。
昔住んでいた下宿先でも、コンセントからチェレンコフ光のような青い光が舞ったかと思うと、次の瞬間には家の中が真っ暗になりました。
大家さんにはネズミの仕業ではないかと考察を述べましたが、妙に饒舌な私の様子から恐らくバレでいたと思います。
またある日は、熱しすぎてバケツがグニャグニャに溶けたり、コイルでインスタントラーメンを作ろうとして大惨事になったこともあります。
電熱コイルは使い方を誤ると重大な事故に繋がりますので、なるべく使用を控え、追い込まれたときの最終手段として考えてください。

電熱コイルを使ったお風呂の入り方
食品衛生法の検査を受けた安全なバッチャン焼き・セラドン焼きを販売するサラヤシキ
デンジャラスかつハイリスクな入浴方法
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