こんにちは、アジアン食器専門店サラヤシキの藤井です!
突然ですが、私は業務スーパーの冷凍焼き鳥が大好きです。冷凍庫に常備しておいて、主にお酒のアテとして活躍しています。税込み171円という安さでありながら、何かもう一品欲しいときに良い仕事をしてくれます。お酒好きな方にはおすすめです。
では何がどんなふうに美味しいのかと言うと、それは『本格的じゃないところ』ではないでしょうか。そもそもこの値段で本格的な美味しい焼き鳥を食べさせろというのが無茶な話です。だって鳥貴族で焼き鳥を食べても2本370円、つまり1本あたり185円で、この業スーの焼き鳥はその1本より安いんですよ。さすがに贅沢は言えません。
焼き鳥屋さんの焼き鳥と正面から戦っても勝てるはずはありませんが、これら冷凍や缶詰の焼き鳥はそもそもアプローチが違うのです。みたらし団子のように甘くドゥルドゥルのタレにコーティングされた謎肉は、食感としては「焼」というより「煮」の印象に近いものがあります。
突然ですが、ここでドライカレーを想像してみてください。私が幼いころから食べていたドライカレーは、見た目はいわゆるカレー炒飯でした。白ご飯の上にキーマカレーが乗ったタイプは大人になってから知りましたが、どちらも好きです。私の中のドライカレー原風景はカレー炒飯タイプですが、キーマカレー・オン・ザ・白ご飯もそれはそれで美味しいと思います。つまり何が言いたいのかというと、見た目も味も全く違う『食の同音異義語』が存在するということです。業務スーパーの焼き鳥も間違いなくヤキトリなのですが、いわゆる焼き鳥ではないということです!
すみません、つい熱くなってしまいました…
とりあえずここで開封の儀を執り行います。
まずはパッケージ。シンプルでわかりやすく、いかにも業務スーパーの商品という感じがします。意外とスリムなので混雑しがちな冷凍庫にもスッと収まって便利です。ちなみに「皮」バージョンもあるのですが、私は「もも」派です。
外袋を開けると内袋に入った焼き鳥が現れます。湯煎でもOKですが、早いのはやっぱり電子レンジですね。袋から出してお皿に並べ、ラップをかけて電子レンジへ。
ここで注意!!ここ重要です!!
裏面には電子レンジの調理時間の目安が書いていますが、これは無視してください!!一度正直に6分半チンしてみたところ、カピカピの枝のように干上がり原型がなくなってしまいました。ワット数によって異なるのはもちろん理解していますが、それにしても6分30秒はあまりにも長い。絶対にそんなにかかりません!私の経験上、5本で2分30秒がベスト。嘘だと思うなら一度6分30秒で試してみてください。
2分30秒後には美味しいヤキトリが完成。今日は珍しくお昼に食べているのでさすがにビールは自粛です。昔よくあったスーパーの焼き鳥バイキングに似た味で、どこか懐かしくチープな美味しさがあります。本格焼き鳥と比べるのではなく、どちらも愛せる広い心が幸せへの近道なのではないでしょうか。ロレックスとGショックがどちらも素晴らしい時計であるように。
さて、今回使用したお皿はコチラ!バッチャン焼きの伝統的な蓮模様の角皿です。焼き鳥や焼き魚にぴったりな長方形タイプは普段使いにぴったりの1枚。オンラインストアにて販売中!お値段1,870円です。