ソンチャン焼き

ソンベ焼きはベトナム南部のソンベ省（現ビンズオン省）で1950～70年代に製造され、家庭や大衆食堂で幅広く親しまれていました。素朴で美しい手描き模様には、歴史の中で深くかかわってきた中国・フランス両文化の名残りを感じることができます。

しかしそんな名品も時代とともに食卓から姿を消し、プラスチックやメラミン製の食器に置き換わってしまいます。
近年ではほとんどの窯元が閉鎖してしまい、現在市場に出回っているソンベ焼きの大半は観賞用のヴィンテージ食器として販売されています。

一方、北部ハノイ近郊にある陶器の村『バッチャン村』では現在も多くの窯元が稼働しており、ベトナム食器『バッチャン焼き』の生産地として栄えています。

バッチャン村の職人さんの協力で何度も試作を繰り返して完成したのが、Made in Vietnamの新しい焼きもの『ソンチャン焼き』です。

食洗器も電子レンジもOK！
実用品として優れた品質を誇るバッチャン焼きのノウハウと、消えゆく名品ソンベ焼きのデザインを融合させたハイブリッドな焼き物です。

海外製の食器は、製造元の情報や製造工程、使用している原料などを検疫に届け出る必要があり、アンティーク品やヴィンテージ品のように製造元が特定できないものは、実用目的の食器として販売することを禁じられています。
『ソンチャン焼き』は食品衛生法の検査を実施し、食器として安全に使用できることが認められたものです。