バッチャン焼き
ベトナムの伝統的な焼き物『バッチャン焼き』は、首都ハノイから13kmほど南東部に位置するバッチャン村で製造されています。その歴史は長く15世紀頃から陶器作りで栄え、今なお村の人々のほとんどが陶器製造に関わっている、まさに陶器の村。人口5,000人ほどの小さな村ですが、その優れた品質を求めて海外のバイヤーも積極的に訪れています。
ちなみにベトナムといえば南部ホーチミン近郊の『ソンベ焼き』も有名ですが、ソンベ焼きの窯元は時代とともに減少し続け、現在出回っているものの多くは観賞用のヴィンテージ食器として扱われ、希少価値の高い工芸品となっています。
バッチャン焼きは日本との関わりも深く、古くは16世紀頃から多くの陶器製品が日本へ向けて輸出されており、特に茶器として茶人のあいだで人気が高かったと言われています。そのためか日本人好みの絵柄やデザインが多く取り入れられており、時代とともに独自の進化を辿ってきました。日本の食卓に馴染みやすいのも人気の理由のひとつです。
ベトナム料理店などで使用されている定番デザインは伝統的な赤や青の花柄が主流ですが、今ではニューバッチャンと呼ばれるより自由で新しいデザインが次々と生み出されています。和食器のように重厚感のある渋いデザインから、カラフルでポップな可愛いなものまで、古くからの製法を守りつつも常に新しいものが生み出されています。1300℃という高温で長時間焼き付ける技法により、丈夫で長持ちなのも嬉しいポイント。デリケートなアンティーク食器ではなく、電子レンジも食洗器もOKな実用性に長けた焼き物と言えます。
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